特異性腰痛と非特異性腰痛

特異性腰痛と非特異性腰痛という言葉を知っているでしょうか。

聞いた事はあるけど何となく分かっている気はするけれど、人には教えられないなと言うケースがほとんどだと思います。まずは言葉の意味から覚えていきましょう。

特異的腰痛は画像検査や血液検査・診察によって痛みの原因を特定できる腰痛になります。

非特異的腰痛は画像検査や血液検査・診察によって痛みの原因が特定できない腰痛になります。

腰痛の約8割が非特異的腰痛で、残りの約2割が特異的腰痛と言われています。

特異的腰痛には何があるか。

□腰椎椎間板ヘルニア

□腰部脊柱管狭窄症

□腰椎分離症

□腰椎すべり症

などが挙げられます。

ぎっくり腰は原因がはっきりしないので非特異的腰痛になります。

ぎっくり腰は痛め瞬間がわかるから原因は分かっているのではと思う人が不思議ではないのですが、

特異的腰痛と非特異的腰痛で言う原因とは痛くなったイベントの事ではなく「病態生理がわかっているのか」という事になります。

また、画像上で腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症が確認できたとしても、痛みが必ずあるとは限らないと言う事実もあります。

身体所見が確認出来ての画像検査や血液検査になるのだろうと思います。

特異的腰痛は原因が分かっているので手術などで原因を取り除く事が出来れば痛みは解消されるはずだが痛みが残り腰痛が解消されなかった場合はどのように理解をしていけばよいのかという事になります。

手術の前後で痛みはすべて消失しなかったが痛み自体はかなり減っているとなれば、病態生理の原因で感じていた痛みは消失したが別の理由での痛みも感じていたと考える事が妥当なのではと考えています。

分類として特異的腰痛・非特異的腰痛を知識と得る事は大切だと思うが、目の前で起きている事実に勝るものはないので痛みを改善させるためには色々な角度からの考察が必要不可欠になります。

 

 

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  1. 2024.05.08

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