手の指を誤って包丁やカッターなどで切ってしまった後は痛いし、傷口がよく使う場所で不便に感じた経験がある方は多くいるのではないでしょうか。
ケガをすると普段は意識していなくても、どれだけよく使っているか実感できます。やはり、不必要な痛みは感じたくないですね。
そうは言っても手や指に痛みを感じる疾患も多く存在します。
代表的な疾患を紹介していきます。
□へバーデン結節 指の第一関節が腫れて痛みを伴い、動かしにくくなります。関節の変形もあります。原因はわかっていませんが、40代以降の女性で指をよく使っている方がなりやすいと言われています。痛みの出ている時は出来るだけ安静にするか。テーピングを利用して痛みの軽減を狙います。
□CM関節症 親指のつけねに痛みが出ます。特徴として「小銭をつまむ」「ペットボトルのふたをあける」などの動作をした時に痛みが出てきます。原因は手の使い過ぎによる関節の摩耗と言われています。状態が悪化してくると亜脱臼し変形が起きます。サポーターやテーピング利用して痛みの軽減を狙っていきます。
□ばね指(弾発指) 指を曲げた時に指の力だけでまっすぐに戻せず曲げたままの状態になります。腱や腱鞘が炎症も起こしているので痛みも伴います。治療はサポーター固定や腱鞘内ステロイド注射などの保存療法、手術を行う場合もあります。
□ドケルバン病 親指を曲げたり伸ばしたりすると手首の辺りに痛みが出ます。手の使い過ぎにより起きます。治療は固定による安静や腱鞘内ステロイド注射などの保存療法、手術を行う場合もあります。
いくつかの疾患を紹介してきました。名前は知ってるよとか聞いた事あるよと言うものが多いかもしれません。身近に起きやすい疾患と言えます。
共通して使い過ぎのワードが出てきます。日常で手を使わない事は不可能なので一ヶ所に負担をかけないように身体全体の使い方が重要になってくると感じます。