花粉症②

前回は花粉の飛散時期や症状・歴史などについて紹介しました。

今回は予防や治療法などについて紹介していきます。花粉を完全にシャットアウトする事は不可能なので、QOLを上げていくためには予防や治療は行ったほうが良いと考えられます。

まずは予防です。

誰にでも出来る事でお金がかからない方法といえば、建物の中に入る時には必ず衣服や髪などに付着している花粉を払い落してから建物の中に入る。実際は、不特定多数の人が出入りする所ではあまり効果はないかもしれませんが、自宅では効果を発揮できます。

花粉情報をチェックしながら作戦を立てます。あまりにも飛散量が多い場合、可能なら外出を控えます。

この時期は、自宅の窓や戸を開けっ放しする事はご法度になります。自然と花粉が自宅の中に入りやすくなります。

外出する時はマスクやゴーグル・めがね(だてめがね)を使って出来る限り目や鼻に花粉が付着しないようにします。また、服装も払って花粉が落ちやすい生地のものをお勧めします。

治療法には対処療法と根治療法の2種類に分ける事が出来ます。

対処療法は症状が出始めてから、内服薬・点眼薬・点鼻薬などを使用してQOLの低下を防ぎます。

根治療法はおよそ花粉の飛散が始まる3か月前から開始し少なくとも2年以上の継続が必要とされているようです。減感作療法といい、花粉の抽出液を濃度の薄いものを注射し、徐々に濃度を高くして花粉を防御する為の免疫を獲得する方法のようです。

食事からの予防方法として、免疫力に関係している腸内環境を整える事が予防に期待できるといわれています。

食べ物なら、ヨーグルト・食物繊維が豊富な食材・青魚・チョコレートなど。

飲物なら、緑茶・乳酸菌飲料・甜茶(てんちゃ)など。

辛い症状がでたから、飲食をする事で症状を抑えましょうと速攻のあるものではありません。あくまでも、腸内環境を良くした結果が花粉症の症状克服に繋がっていくだろうと身体の機能を利用する方法なので、普段からの継続が大切になります。

診療時間

お越しの際は

横浜市中区本牧町2丁目284-16
【アクセス】
JR線「山手」駅より徒歩17分
JR線「石川町」駅よりバス10分
【お車でお越しの場合】
当院前の本牧通り
11:00~15:00まで駐車可です。
 

院長のヒトリゴト

  1. 2024.04.23

    挑戦の報告
  2. 2024.04.22

    痛みとは
PAGE TOP