前回は運動を継続して行うと生活習慣病の予防に繋がりますという内容でした。
今回は身体活動の指標と手軽に出来る運動を紹介していきます。
身体活動の指標となるものは
「健康づくりのための運動指針2006」を厚生労働省が作成しています。
こちらを参考にします。
身体活動とは安静にしている状態より多くのエネルギーを消費するすべての動きのことを言います。
身体活動の強さの単位は「メッツ」といいます。
数値の基準は
1メッツ→座って安静にしている状態。
3メッツ→自転車エルゴメーター(50ワット)・とても軽い運動・ウェイトトレーニング・ボーリングなど
3.5メッツ→自宅で体操・ゴルフなど
3.8メッツ→やや早歩き(94m/分)
4メッツ→早歩き(95〜100m/分)・卓球・太極拳・アクアビクスなど
4.5メッツ→バドミントンなど
4.8メッツ→バレエ・ジャズなど
5.0メッツ→野球・ソフトボールなど
5.5メッツ→自転車エルゴメーター(100ワット)など
6メッツ→ジョギングと歩行の組み合わせなど
6.5メッツ→エアロビクス
7メッツ→ジョギング・テニス・サッカーなど
7.5メッツ→山を登る
10メッツ→柔道・柔術・空手など
15メッツ→ランニング・階段を上がる
数値が大きくなるにつれて身体に対する負荷が上がっていきます。
どれくらいの時間が必要になるか。
強度の強いもので5分前後、強度の弱いもので10分〜15分位、行うことをおすすめします。
項目を見ると見慣れた種目も多くあります。
まずは、
現在の活動量を思い出してみましょう。
全然行っている物が無いという方は、1つでも2つでも新たに始める事で
予防を開始出来ています。
あとは継続するだけ、運動が習慣化するまでは量や質よりもやめない事が最も重要です。
既に運動は習慣でやっているが質や量を上げたいけれど、
やり方が分からない場合は消費量(kcal)を計算してアクセントをつけてもいいと思います。
エネルギー消費量(kcal)=体重(㎏)×メッツ×運動時間(分)×0.0175
この式に数値を入れて電卓若しくはスマホの電卓機能を使えば計算は一瞬です。