オーラルフレイルについて

以前に比べると平均寿命は確実に延びてきてます。

そうするとそこまで寿命が長くなかった時代にはなかった問題が発生したりします。

そのひとつがオーラルフレイルです。

オーラルフレイルとは、「Oral(口腔)」と「Frailty(虚弱・衰弱)」を合わせた日本発の造語で、お口の機能が少しずつ衰えていく状態を指します。

単なる老化ではなく、健康な状態と要介護状態の中間にある「フレイル」の一部として、

特に口腔機能の軽微な低下が重なり、全身の健康に悪影響を及ぼす負の連鎖の始まりを表す重要な概念です。

オーラルフレイルは、2013年頃に日本で初めて提唱された比較的新しい概念です(東京大学高齢社会総合研究機構の研究班らによる)。

それ以前は「口腔機能の低下」や「加齢による口の衰え」として認識されていましたが、

明確に「オーラルフレイル」という名前で体系化・警鐘を鳴らす考え方は存在しませんでした。

分かっている事で比較すると

昔(20〜30年前) → 主に60代後半〜70代から本格的に口腔機能が落ち、70代でフレイル連鎖が加速。

今 → 40代後半〜50代から「オーラルフレイルの予兆」が見え始め、放置すると60代で進行しやすい。

オーラルフレイルは早期なら回復・改善しやすい点です。基本は「ケア(清潔)+トレーニング(筋力)」の2本柱になります。

□毎日の口腔清掃を徹底

歯磨き+歯間ブラシ/フロス+マウスウォッシュ

舌ブラシも有効(舌苔除去)

就寝前の丁寧なケアが特に重要

□よく噛む習慣をつくる

1回の食事で30回以上噛む意識

食物繊維の多い野菜、きのこ、乾物、ナッツ類などを積極的に

柔らかいものばかり避ける

□口腔体操(1日3〜5分)

あ、い、う、え、おを大きくゆっくり発音

舌を上下左右に動かす、ストローで強く吸う・吹く

頬を膨らませたりすぼめたり

日本歯科医師会の公式口腔体操動画もおすすめ

□定期的な歯科受診

かかりつけ歯科医を作り、3〜6ヶ月に1回のチェック

歯周病治療、義歯調整、口腔機能検査を受ける

□全身の生活習慣も大切

適度な運動+たんぱく質中心の食事

友人との会話や外出を増やす(孤食・孤立防止)

どれも難しいことではなく、少し意識をして習慣化すれば、自然とオーラルフレイルから遠ざかっていくでしょう。

 

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