ストレッチのメリット・デメリット

健康のために運動を始めようと思った時に、選ばれるものは手ごろにできるものが多いです。

そのひとつにストレッチがあります。

すでにやっている人も多いと思います。

なんとなく体にいいからという理由でストレッチで起こるメリット・デメリットについては知らないケースも

考えらるので、ストレッチの知識を簡単に整理していきます。

主なメリット

□柔軟性・関節可動域(ROM)の向上

定期的に行うことで筋肉・腱・筋膜の柔軟性が高まり、関節が動く範囲が広がります。

これにより、日常生活動作(靴下を履く、髪を洗う、洗濯物を干すなど)が楽になったり、スポーツでのフォームが改善したりします。

□筋肉のこり・張り・痛みの軽減

肩こり、腰痛、股関節周りの張り、ハムストリングスの硬さなどに一定の緩和効果が期待できます。

血流が改善され、筋肉内の老廃物が排出されやすくなるため、運動後やデスクワーク後の疲労回復にも役立ちます。

□姿勢改善・体のバランス向上

胸を開くストレッチや股関節周りのストレッチを続けると、猫背や骨盤の前傾・後傾が改善しやすくなります。

インナーマッスルへの刺激も入るため、体の軸が安定し、転倒予防にも間接的に寄与します。

□リラクゼーション・ストレス軽減

副交感神経が優位になりやすく、呼吸が深くなることで心拍数や血圧が落ち着きます。

就寝前や入浴後に行うと睡眠の質向上にもつながりやすいです。最近の研究では、血管の柔軟性向上や血圧低下の報告もあり、循環器系の健康維持に一定の価値があると考えられています。

主なデメリット・注意点

□運動直前の静的ストレッチによるパフォーマンス低下

筋肉を長時間(特に30〜60秒以上)強く伸ばすと、一時的に筋力・瞬発力・パワーが低下します(ストレッチ誘発性筋力低下)。

□過度なストレッチによる損傷リスク

「痛気持ちいい」を超えて無理に伸ばす「オーバーストレッチ」を繰り返すと、筋繊維の微細損傷、筋膜の炎症、靭帯・関節包の過伸展が起こり得ます。

□ケガ予防効果は限定的(ほぼ期待できない)

筋力トレーニングやバランス訓練の方がケガ予防効果ははるかに高いです。ストレッチ=ケガ予防という昔ながらのイメージは、科学的にはほぼ否定されています。

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