利用される方で肩が痛い、挙がらないなどの相談を受けると
五十肩で痛いと言われ方が多くいます。
肩を動かすと痛む=五十肩という事が一般的な認識になっているようです。
五十肩は通称で凍結肩と言います。
凍結肩も大きく分けて二種類、原発性凍結肩と続発性凍結があります。
原発性凍結肩→原因不明
続発性凍結肩→明確な原因がある。
両方に共通して言えることは肩の関節の動作に制限がでます。
症状としては3段階に分けられます、
第1期(凝固期)じっとしていても痛みがあり、夜間痛が起きる。
第2期 肩関節の運動制限(自動運動・他動運動の両方)痛みはほとんどない
第3期(解凍期)肩関節の運動制限が解除されていく、期間は不明瞭。
肩が痛くて動かせないと相談される方の多くは続発性凍結肩の事が多いです。
動かせない原因が明確にあるという事です。
代表的な例としては肩関節炎や腱板損傷など
その他にも代謝異常や感染症の全身問題からおこることもあります。
また施術を行い効果や変化を実感しやすいのも続発性凍結肩になります。
施術にあたり症状が軽快していく順序としは、
肩の動く範囲が広がる→痛みが軽減して行く
もちろん即時的に動くようになり痛みも消失することもあります。
器質的損傷の度合いにより、回復のスピードは変わってきます。
回復してきているのか。
判断材料になってくるのは、「肩の動かせる範囲だったり」「日常生活で不便と感じていたことが
通常通りできるようなってきたか」などを基準にした方がいいです。
痛みを基準にする事が悪いわけではないですが、主観に左右されてしまう部分が大きいので
どうしても痛みがゼロにならないとその瞬間感じている痛みが一番強く感じてしまいます。
当初の痛みの感覚は忘れて比較はできないので、全然よくならないと思われている方は一定数います。
せっかく回復に向かっていてもネガティブな意識が強くなって回復を遅らせてしまう可能性があります。
ですから、行動を基準にするとポジティブに考えやすくなります。