前回は生活習慣病の代表的な疾患を紹介しました。
生活習慣病は体にいい影響をもたらす生活習慣を身につけていれば、大半のものは予防できます。
そこで何をすればいいのか。
ポイントを伝えていきます。
□バランスの良い食事を心がける 1日350g以上の野菜・1日の塩分摂取量を6g未満・オリーブオイルや青魚(DHA・EPAが豊富)に含まれる不飽和脂肪酸を積極的に取り入れる・玄米や全粒穀物など、GI値の低い食品を選ぶようにする・腹八分目を意識して、適量にする。
□適度な運動を継続する 週150分以上の中強度の有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど)や、筋力トレーニングを組み合わせるのが効果的です。有酸素運動は心肺機能を高め、血圧や血糖値を改善します。1日30分程度、週5回を目安に、軽く汗をかく程度の運動を心がけましょう。そうすると週150分以上の有酸素運動が達成できます。筋トレはスクワットや腕立て伏せなど、自宅でできる簡単な運動から始めましょう。運動をしてなかった人はエレベーターを避けて階段を使う、短い距離なら歩くなど、日常の中で体を動かす機会を増やすことも効果的です。
□質の良い睡眠を確保する 睡眠不足はストレスホルモンの分泌を促し、血糖値や血圧の上昇、食欲増進を引き起こします。睡眠時間は7~8時間がいいと言われています。規則正しい生活リズムで毎日同じ時間に寝起きする習慣をつけると良いです。
生活習慣病は自覚症状が少ないため、定期的な健康診断が重要です。
また、家庭用の血圧計や血糖測定器を活用し、日々の健康状態を把握するのも有効です。
生活習慣病に対しては、一時的な努力ではなく、継続することが重要です。
小さな習慣の積み重ねが、長期的な健康につながります。まとめ生活習慣病を回避するには、
バランスの良い食事、適度な運動、体重管理、質の良い睡眠、ストレス管理、禁煙・節酒、定期健診を意識することが大切です。
自分に合ったペースで、無理なく続けられる習慣を築きましょう。日々の小さな努力が、将来の健康を守る鍵となります。

















