現代はデジタルデバイスのおかげ便利な世の中になってきました。
その反面で、原因がはっきりとしない体の不調を訴える人が増えてきた気もします。
病気ではないが体が健康とも言えない状態を未病と言ったりもします。
未病は、「未だ病に至らず」という意味合いからきています。
具体的には、身体に何らかの不調やバランスの乱れがあるものの、現代医学の検査では異常が検出されない、
または軽微な症状にとどまる状態を指します。
たとえば、疲れやすい、眠りが浅い、食欲が不安定、冷えやほてり、軽い頭痛、肩こり、ストレスによるイライラなどが未病の典型的な症状として挙げられます。
特に現代社会では、ストレス、過労、不規則な生活習慣、食生活の乱れなどが原因で未病の状態に陥る人が増えています。
これらは、糖尿病、高血圧、心疾患、うつ病などの生活習慣病や精神疾患のリスクを高めるため、未病の段階での対処が重要です。
未病を意識することで、自分の体調や生活習慣を見直し、健康を維持するための積極的な行動を取ることができます。
未病への対処法
□生活習慣の改善 十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動が基本。過労やストレスを避け、規則正しい生活を心がける。
□漢方薬やサプリメント 体質や症状に応じた漢方薬(たとえば、気滞には柴胡、血虚には当帰など)やサプリメントで体のバランスを整える。
□養生法 東洋医学の「養生」として、季節や体調に合わせた生活習慣を取り入れる。たとえば、冬は温かい食べ物を摂り、夏は体を冷やしすぎないよう注意する。
□ストレス管理 瞑想、ヨガ、深呼吸、趣味の時間などを取り入れ、心のバランスを保つ。
□鍼灸やマッサージ 気の流れを整えたり、筋肉の緊張をほぐしたりして体調を改善。
このようなことを実践してみましょう。
未病と言ってしまうと難しく聞こえてしまうかもしれませんが、一般的に推奨されている健康的な生活習慣を身につけれ問題ありません。