情報疲労について②

前回は情報疲労の概要や体に出現する症状を紹介しました。

今回は情報疲労の対策について話をすすめていきます。

情報疲労は主に脳と目の負担を増大させるため、体を守る対策は身体的ケア、認知的休息、習慣改革の3つに分けられます。

これらを実践することで、疲労の蓄積を防ぎ、回復力を高められます。

身体的ケア

目と姿勢の保護情報過多の多くが画面経由なので、まず視覚・筋肉系の負担を軽減します。

□20-20-20ルール 20分ごとに20秒間、20フィート(約6m)先の物体を見る。

□ブルーライト対策 夜間はブルーライトカットメガネやアプリ(f.lux)を使い、就寝2時間前はデバイスオフにする。

□姿勢と休憩 椅子に座る際は背もたれを使い、1時間ごとに5分立ち上がってストレッチをする。

認知的休息

脳のオーバーロードを防ぐ脳の処理限界を超えないよう、情報の流入をコントロールする。

□通知オフと時間制限 スマホの通知をオフにし、1日2-3回のチェックに限定する。1日の画面時間を6時間以内に設定する。

□情報ダイエット 情報源を5つ以内に絞り(例: 信頼できるニュースアプリのみ)、無駄なSNSを1日30分以内にする。

□シングルタスク 1つの作業に集中(例: メール中は動画禁止)。ポモドーロ・テクニック(25分作業+5分休憩)活用する。

習慣改革

長期的な回復力向上日常に取り入れやすいルーチンで、精神的・身体的レジリエンスを築く。

□デジタルデトックス 週1回、半日オフライン(散歩や読書中心)。

□運動と自然接触 毎日20分の散歩やヨガ。屋外で緑を見る。

□マインドフルネス 1日5分の瞑想。夕方に1日の情報をジャーナルにまとめる。

情報疲労は、便利さの代償として現代人に原因不明の不調をもたらします。

便利なツールがもたらす恩恵を享受しつつ、脳の限界を尊重することが重要になります。

1日を振り返り、「本当に必要な情報だったか?」と自問する習慣から始めましょう。

 

 

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