腰椎椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症の違い

腰痛の人は日本に約2000万人いると言われていて結構な人数になるので、周りで腰が痛いと言っている人が

一人や二人くらいはいるのではないでしょうか。

これだけ腰痛に悩んでいる人がいても約85%は原因が特定できないと言われています。

このような中で原因として、よく耳にするだろうものに腰椎椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症があります。

一般的にヘルニアと狭窄症と呼んでいることが多いと思います。

このふたつはざっくりと解説すると腰の神経が何かしらの障害を受けて痛みやシビレなどの症状を出しています。

神経からくる症状ですが名称が変わるので、この違いについて解説をします。

それぞれの特徴

腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎の椎間板が損傷し、内部の髄核が外に飛び出して神経を圧迫する疾患です。

主に20~40代の比較的若い層に多く、過度な前屈姿勢や重い物の持ち上げなどが原因で発症することがあります。

□症状疼痛 腰痛に加え、臀部から下肢にかけての鋭い痛み(坐骨神経痛)が特徴。片側の下肢に放散痛が現れることが多い。

□神経症状 しびれ、筋力低下、感覚異常が、神経根の圧迫部位に応じて現れる。

腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管(神経や脊髄が通る管)が狭くなり、脊髄や神経根が圧迫される疾患です。

主に60代以上の高齢者に多く、加齢による骨や靭帯の変形、椎間板の変性が原因で進行します。

□症状間欠性跛行 歩行中に下肢の痛みやしびれが強まり、休むと改善する。腰を前に曲げると症状が軽減する。

□疼痛 腰痛は軽度で、下肢のしびれや重だるさが主。両側性の症状が現れることもある。

□神経症状 進行すると筋力低下や感覚障害が現れるが、ヘルニアに比べ局所的でない場合が多い。

□特徴的な徴候 長時間の立位や後屈で症状が増悪。前屈や座ると楽になる。

このように比較すると発症しやすい年齢や神経に障害をもたらしている原因に大きな違いがあります。

もしかしたらと悩んしまう時は早めに専門家へ相談をしましょう。

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