今の時季は部活の夏の大会の真っただ中か。残念ながら敗退してしまった。
このどちらかだと思います。
3年生にとっては中学生・高校生・大学生のそれぞれのカテゴリー最後の大会になります。
カテゴリーで最後の大会になれば、力も入ってきます。
そして、メンバーの当落線上の3年生になれば、どうにかしてアピールして結果を出して
メンバーに入るために体に無理をすることもあると思います。
無理をすれば、故障やケガのリスクが高くなることは誰でも分かっています。
特に春の大会が終ってからメンバーが決まるまでの期間は
結果を出すために多少の痛みがあったとしても我慢をしてプレーすることは少なくありません。
この期間に、痛みをどうにかして軽くしたくて整骨院を訪れる選手は各地にいると思います。
この時の対応が一番難しいと感じています。
痛みやケガだけにフォーカスするのであれば、運動を中止して痛くなっている組織が回復してから
競技に復帰していくことがセオリーなのは間違いないのですが
時間に制限がある場合はこれが正解になるとは限りません。
痛くてもできる限りプレーに支障が出ないようにサポートすることも可能だからです。
スポーツ選手として稼いでいける選手はほんの一握りなので、競技としては長くても大学生で終わることになります。
この現実を考えた時に痛みを我慢をして無理してがんばった結果、競技として続けることができなくても
特に問題はありません。
なぜなら、生命に関わることでない・日常生活に支障をきたすようなことはほとんどない。
これが理由になります。
この問題で何が大切なのか。
痛みやケガをしている本人がどうしたいのか。
今をやり切りたいのか。それとも、上のカテゴリーを念頭に置いているのか。
周囲の大人の意見に従うのではなく、本人が意思決定をして、その先で起こる事に対して
受け入れ心の準備が出来ているのであれば、本人の意思が正解なのだと思います。