ペットボトル症候群について

暑い日が続くと熱中症の話題が出てくるのが日常になっています。

同時に熱中症対策の話になっていきます。

対策で認知度№1は水分補給をしようで間違いないと思います。

気温が高ければ、汗をかいて体内から水分が失われていくので、水分を補給しなければ

脱水状態になってしまうことからも理解しやすい内容だと思います。

これについては、実践出来ている人も多いと思います。

水分を摂る時に気をつけたいのは、何を飲むかになります。

基本的にカフェインが入っているなど利尿作用の少ないものであれば問題ありませんが

飲みすぎによる弊害もあるのでそこは知識として頭に入れておきたい内容になります。

このような言葉を聞いたことがあるでしょうか。

「ペットボトル症候群」

「ペットボトル症候群」は、清涼飲料水やジュースなどの糖分を多く含む飲料をペットボトルで頻繁に大量摂取することによって引き起こされる健康障害の総称になります。

正式な医学的診断名ではなく、急性糖尿病や高血糖状態、ケトアシドーシスなどの症状を指す一般的な呼び方として使われます。

症状

□初期症状 口渇、多尿(頻尿)、倦怠感、体重減少、食欲不振。これらは高血糖による浸透圧の変化やエネルギー代謝の異常によるものです。

□進行した症状 吐き気、嘔吐、腹痛、意識障害、昏睡。これらはケトアシドーシスや高血糖高浸透圧症候群(HHS)による重篤な状態を示します。

その他の特徴:呼気から甘酸っぱい「アセトン臭」がする、呼吸が速くなる(クスマウル呼吸)など。

特にケトアシドーシスは、インスリン不足により脂肪が分解され、ケトン体が血液中に蓄積することで血液が酸性化する状態で、放置すると生命に関わる危険があります。

気をつけなければなりませんが、飲み物の選択の仕方で予防できるものなので、

水や無糖のお茶を積極的に選ぶようにして、清涼飲料水を飲みすぎないだけです。

少し意識をすれば、防ぐことができるので実践していきましょう。

 

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