前回は足のアーチが崩れしまう理由について紹介をしました。
足のアーチが必要な理由を確認しながら、足のアーチを維持する方法などの話をしていきます。
足のアーチが大切な理由は、歩行や走行時の地面からの衝撃を吸収し、膝・股関節・背骨への負担を軽減します。
アーチが正常に機能しないと、これらの関節に過剰なストレスがかかり、痛みや障害の原因になります。
痛みや障害は足ばかりでなく、膝や腰・肩など全身に関係していきます。
予防方法は原因によってかわります。
扁平足(アーチの低下)
土踏まずが平らになり、衝撃吸収が不十分になる。膝痛や腰痛、足の疲れやすさの原因になります。
ハイアーチ(過剰なアーチ)
アーチが高すぎると、足の特定の部位に負荷が集中し、足底筋膜炎やストレス骨折のリスクが高まります。
外傷や筋力低下
過度な運動、靴の不適合、筋力不足がアーチの崩れを引き起こすことがある。
このような時は
自分の足の形(扁平足、ハイアーチ、正常)に合った靴を選ぶ。
アーチサポートがしっかりした靴やインソールを使用する。
靴のサイズが合わないとアーチに負担がかかるので、試着して確認する。
ハイヒールや薄底靴の長時間使用は避ける。
タオルギャザー 床にタオルを置き、足の指で引き寄せる(1日10~15回)。
足指グーパー 足の指を広げたり縮めたりする(10~20回)。
カーフレイズ かかとを上げ下げしてふくらはぎと足裏を強化(15~20回)。
これらは内在筋(足の小さな筋肉)を鍛え、アーチを支える。足底筋膜やアキレス腱のストレッチを行う(例:壁に手をつき、かかとを床につけたまま膝を伸ばす)。
毎日5~10分程度、足裏をマッサージボールでほぐす。
過剰なランニングやジャンプは避け、ウォーキングやヨガなど足に優しい運動を取り入れる。
硬い地面での長時間の運動はアーチに負担をかけるので、クッション性のある場所を選ぶ。
これらの方法は足の構造をサポートする・筋力をつける・筋肉の柔軟性つける・足の裏に適度な刺激をいれて
スポーツや日常生活に耐えられる足を作っていく。