前回は悪習慣をやめられない理由について話を進めました。
脳の報酬系というシステムが大きく関わっているといった内容です。
自分で制御できることではないので悪習慣を断ち切ることは簡単ではありません。
それは脳がドーパミンを分泌して快楽を感じ、また、快楽を得るために習慣化するサイクルに入ってしまうからです。
しかし、悪習慣だからといってすべてがいけない事なのかというとほとんどはそうではありません。
やりすぎてしまうことが問題なのです。
たとえば
食べ過ぎ・お酒の飲みすぎ・スマホの見すぎなどです。
ざっと出した例だけでも適量であれば、良い影響をもたらしてくれます。
ついついやりすぎてしまいやすい事でもあります。
悪習慣は短期的にはストレスの発散などに役立ちます。
これが度を越えてしまうと以下のデメリットが生じると言われています。
□時間の損失
□セルフイメージの低下
□金銭的な損失
□健康への影響
悪習慣になっているのかはこの4項目に当てはまるか。
自分に問いかけてみましょう。
悪習慣を断ち切るポイントは
□自己認識を高める まず、自分の悪習慣を認識し、その原因や引き金を理解することが大切です。日記をつけたり、思考の記録を取ったりして、自分の行動パターンを把握しましょう。
□目標を設定する 具体的で現実的な目標を設定しましょう。例えば、「一日に○本まで減らす」など、達成可能な範囲で少しずつ進めることが重要です。
□代替行動を見つける 悪習慣をやめる代わりに、新しい良い習慣を取り入れることが効果的です。例えば、タバコをやめる代わりにガムを噛んだり、ストレス解消のために運動を始めたりすることが考えられます。
□サポートを求める 家族や友人にサポートをお願いしましょう。励ましや助言が助けになることがあります。また、専門家やサポートグループの力を借りることも有効です。
□自己制御を強化する マインドフルネスや瞑想を取り入れて、自己制御力を高める練習をしましょう。自分の感情や欲求に対処するスキルを身につけることが大切です。
□環境を変える 悪習慣を引き起こす環境や状況を避けることが重要です。例えば、アルコールをやめる場合は、バーや酒屋への訪問を控えることが有効です。
この中でも最も有効と考えられるのは環境を変えて似た方向性を目標にしている仲間と取り組むことです。