ストレッチは場所も道具もいらないので、思い立った時に気軽にできる健康法のひとつです。
また、ウォーミングアップ・クールダウンにも役立ちます。
ストレッチをする理由は人によって変わってくるので、ストレッチのやり方が同じではありません。
ストレッチは大きく2つに分けることができます。
静的ストレッチと・動的ストレッチになります。
多くの人がイメージするストレッチは筋肉をゆっくり伸ばして硬い筋肉を柔らくする方法で静的ストレッチになります。
たいして、動的ストレッチは体を動かしながら、筋肉を伸ばしていく方法でラジオ体操やブラジル体操などになります。
どちらも、筋肉に柔軟性をもたせていくことは共通です。
静的ストレッチ・動的ストレッチのどちらをおこなうにしても、最低限知っておきたいことに伸張反射があります。
伸張反射とは、筋肉が急激に伸ばされたときにその筋肉が反射的に収縮する現象になります。
これは体を滑らかに動かしたり・とっさの動きに反応する・姿勢を保持など無意識で筋肉が反応をすることでなりたっている部分があります。
筋肉に柔軟性を出したいからといって急激に筋肉を伸ばそうとすると筋肉は反射的に縮むので
柔軟性を得られるところまで伸ばせなくなります。
そうするとストレッチの効果を得られないどころか筋肉を痛めてしまう恐れがあります。
ストレッチが逆効果になってしまう事柄は
□過度なストレッチ 無理に筋肉を伸ばすと、筋肉や関節に負担がかかり、逆に傷つけてしまうことがあります。これは伸張反射が過剰に働き、筋肉が収縮してしまうためです。
□不適切なフォーム 正しいフォームでストレッチを行わないと、ターゲットとする筋肉に効果が届かず、他の部分に負担をかけてしまうことがあります。正しい姿勢や方法を確認することが重要です。
□痛みが強すぎるストレッチ ストレッチ中に痛みが強すぎる場合は、無理に続けないようにしましょう。痛みを感じるストレッチは、筋肉や関節に損傷を与えるリスクがあります。