前回は足首まわりのケガなどを紹介しました。
痛める理由はケガによっていろいろあります。
その中のひとつに足首の動き方が原因になるものがあります。
今回は足首の動きについて解説をしていきます。
まずは言葉の意味をから入っていきます。
足首の動きを表す言葉にプロネーションがあります。
プロネーションの意味は歩行やランニング時に足が地面に接触するときの自然な回転運動。
足首の動きは3つのパターンに分けられます。
□オーバープロネーション 歩行やランニング時に足が地面に接触するときの動きが正常の範囲よりも大きく内側に倒れてしまうことを指します。
□アンダープロネーション 歩行やランニング時に足が地面に接触するときの動きが正常の範囲よりも反対側に倒れ込むように着地する状態のことを指します。
□ニュートラルプロネーション かかとが適度に内側に倒れ込んだ状態で着地することを指し、理想的な着地になります。
歩く・走るといった動きは足の繰り返しの動作になることはいうまでもありません。
たとえば1000歩移動すれば片足500回ずつ動かすことになります。
理想的な着地といわれるニュートラルプロネーションであれば、疲労などがあったとしてもケガにつながることはまれだと思います。
しかし、オーバープロネーションやアンダープロネーションのように正常と言われる範囲を超えて繰り返しの動作が行われるとケガにつながる可能性が高くなります。
足首の動きは内側に倒れるようになっているので、足首が外側に倒れる動きは基本的に苦手です。
このような事実から外側に倒れる動きに遊びの部分がないので、
オーバープロネーションのクセがあるとケガにつながり悩みの種になります。
また、悩んでいる人も多いです。
どんな症状になるのか。
扁平足・外反母趾・アキレス腱炎・シンスプリント・モートン病・腸脛靭帯炎・足底筋膜炎などが考えられますが
人によってどの症状が出るのかはわかりません。
気になる人は専門家に一度相談してみましょう。