捻挫直後の対応

前回はマラソンで起こりやすいケガについて紹介をしました。

これから紹介したケガの解説をしていきます。

今回は捻挫について、捻挫と聞いた時に体のどこの場所が思いつくでしょうか。

おそらく多くの人は足首になると思います。

足首は動く範囲も大きい関節のひとつで歩く・走るなど地面と動きの中で接触する機会が多いので、

ケガの度合いは軽度から重度までありますが捻った経験は誰でもあるでしょう。

足首の捻挫はマラソンでも多いですが、日常生活でも起こり得るケガといえます。

もし、足首を捻って痛みが出てしまった時はどうするべきか。

最初の対応を適切に行うことが早い回復につながるかの分かれ道になると考えられます。

まずは応急処置をします。

  1. 安静にする 捻挫した足をできるだけ安静に保ち、歩行を控えます。
  2. 冷やす 初めての24時間は、冷やすことで腫れと痛みを抑えます。氷や冷凍パックをタオルで包み、10~15分ごとに10~15分間冷やします。
  3. 圧迫する 足首を包帯でしっかりと圧迫し、腫れを抑えます。ただし、きつすぎないように注意します。
  4. 高くする 足を心臓より高くして、腫れを抑えます。枕やクッションなどを使って足を支えます。
  5. 痛み止め 痛みが強い場合は、市販の痛み止め(例えばイブプロフェン)を服用することも検討します。

もし、紹介している応急処置が全て出来ない状況も少なくないので、

そのような時は、むやみに動かしたり、刺激することはだけはやめましょう。

応急処置をしたあとは専門家に状態を確認してもらいましょう。

捻挫だと思っていても、微細な骨折をしていることもあります。

この場合は適切な固定などをしないと慢性的な痛みに変わってしまうこともあります。

捻挫に限らずケガ全般に共通することになりますが、ケガをしてしまうと治るまでの期間などが頭をよぎると思います。

しかし、治すためのことよりも現状から悪化をさせないことが大切です。

順を追って治療に進んでいけば問題ありません。

 

 

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