本態性振戦

生活の中で手がふるえると困ってしまう場面があります。

それは、コップを持った時や字を書く時など容易に想像できます。

「ふるえる」とは不随意運動になります。

不随意運動とは自分の意思に関係なく、手足・顔面・体幹などの体の一部が勝手に動いてしまうことを現象です。

誰でも経験したことがある「ふるえ」は寒さ体や手などガタガタ動いてしまったことがあると思います。

これが「ふるえ」になります。

さきほどの説明のように自分の意思とは関係なく体が動いてしまい止めることができなかったと思います。

「ふるえ」にはどのような種類があるのか。

□安静時振戦 体を動かしていない時にふるえが出ます。パーキンソン病などが有名です。

□動作時振戦 体を動かす時にふるえが出ます。もう少し細かく分けると企図振戦と姿勢振戦になります。企図振戦は目標物へ向かう動きが引き金になって起こる振戦。具体例はボタンを押したあと・物を取ろうとした時など。姿勢振戦は腕や足を一定の状態に保った時に起こる振戦。具体例はコップやお箸を持つなど。

□生理的振戦 寒さや緊張などで現れるふるえ。病気ではないので治療も心配もいらない。

□本態性振戦 特定されるような原因はないが規則的な不随運動をする疾患。

このように「ふるえ」にも、病気でないもの・病気でも原因を特定できるものできないものがあります。

この中の本態性振戦は原因がはっきりと分かりませんが、身近にある「ふるえ」で65歳以上の15%前後にみられるといわれています。

症状が初期の頃は「ふるえ」も軽度なので生活にそれほど支障はでませんが、症状が悪化してくると「ふるえ」が酷くなります。

原因がはっきりしないので本態性振戦の治療法は確立されていませんが症状を和らげる方法として、

□精神面からの治療

□内服薬での治療

□超音波照射

□手術療法

などがあります。

本態性振戦で大切なことはQOLを中心に考えて困っていることがなければ、「ふるえ」に捉われすぎないことです。

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