ふくらはぎのことで相談を受けることは意外と多く悩みの幅も日常的に起こりやすいものからドクターに診てもらわないといけないものまであります。
今回はふくらはぎに起こるケガや病気などについて紹介をしていきます。
□肉離れ 主にスポーツをしている人がなりやすく筋肉の線維が断裂すること。部分断裂や完全断裂がある。
□シンスプリント 主にスポーツをしている人に起こりやすく、スネの内側に痛み出る。
□こむら返り 寝ている時に足の筋肉がつってしまい筋肉が硬直してしまう。
□深部静脈血栓症 下腿の深部静脈に血栓ができてしまう。エコノミークラス症候群として知られている。
□閉塞性動脈硬化症 動脈硬化が進んで、血管内が狭くなったり、詰まったりして血流が悪くなることで痛みなどがでることがある。
この中で経験をした人が一番多いのは「こむら返り」になると思います。
これについて少し解説をしていきます。
こむら返り=筋肉がつるということになり、これは筋肉が痙攣を起こしていることになります。
主な原因となるのは、筋肉の疲労や水分不足になります。
寝る前にストレッチなどして筋肉の緊張をとったり、水分補給をしたりすると解消される人も少なくありません。
しかし、これらを徹底していても、こむら返りが起きてしまう人もいます。
その場合は、他の原因に対してアプローチをすると症状がよくなることがあります。
栄養面からカルシウムイオン・マグネシウムイオンが不足している可能性もあります。
なぜこの栄養素なのか。
筋肉が縮む時はカルシウムイオンが働き、筋肉が緩むの際にはマグネシウムイオンが働きます。
筋肉の伸び縮みにはこのふたつが必要でバランスも大切になります。
理想はカルシウム:マグネシウム=2:1になります。
カルシウムを摂りましょうということは骨を強くするためなどよく浸透しています。
しかし、マグネシウムを摂りましょうとはあまり聞きませんがつりやすい人はマグネシウムを積極的に摂るとかいしょうされるケースが多くあります。
これはマグネシウムが体内から排出されやすいこともあり不足しやすい栄養素ということもあります。
こむら返りなど筋肉がつりやすい人はぜひマグネシウムを摂ってみてください。