腰の痛みが酷くて、検査をしたら腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症と診断されて、手術をしたほうがいいですよと勧められ手術を受けるという人は一定数います。
また、手術は勧められたからといって絶対に受けなければならないものではないので、本人の意思が尊重され手術は受けないことを前提に治療を進めていくことも少なくはありません。
実際、手術を受けた結果はどうなるのかというと痛みが無くなる人もいれば、痛みが残ってしまう人もいます。
このような事実があることも、手術を受ける受けないの判断にしている人はいます。
手術後に痛みが残ってしまうケースについて考えていきます。
痛みが残ってしまえば、手術を失敗したのではと頭をよぎってしまうこともあるかもしれません。
手術をして痛みが残っている人に話を聞くと手術前の強い痛みがそのままあるという人には今のところ出会っていません。
手術の成功の可否は、直接ドクターに聞いたことはないのですが、解剖学的に異常のない状態に戻ったものを手術は成功したとなるのだろう思います。
この手術の成功を定義にして話をすすめます。
手術が成功しても痛みが残る理由は
□神経の圧迫以外の原因があった
□神経の圧迫が原因ではなかった
□神経圧迫の後遺症が残った
□手術をした場所以外にも神経の圧迫があった
□手術で神経を圧迫を完全に除去できなかった
このようなことが考えらます。
手術後にリハビリやセルフケアで残った痛みを改善していく可能性があるのは、「神経の圧迫以外の原因があった」と「神経の圧迫が原因ではなかった」のふたつになると考えることができます。
手術に至るまでに必ず画像検査は行われると思いますが、この時に神経を圧迫する画像があると神経を圧迫しているものを取り除けば症状がなくなるイメージを持ちやすいので説得力がまします。
実際は症状がなくなる可能性があるにとどまります。
手術を受ける前にいろいろな可能性があることを知った上で選択できると後悔は少なくなると思います。