冷えについて考えよう②

前回は体のホメオタシスの話を紹介しながら冷え性と冷え症の違いを解説したりしました。今回は冷えのメカニズムについて紹介をしていきます。

冷えについて簡単におさらいをしておきます。冷えとは体温を37℃に保とうとしている時に客観的に体温がさがってしまうことでした。冷えの原因は主に3つあります。

□熱産生の低下 体温を保つのために必要な熱は基礎代謝や食事の摂取、運動、ホルモンの作用によって体内でつり出されます。これらが上手く働かいないと熱を作り出すことが出来ません。チェックポイントは熱作り出すための燃料になる食事の量や消化吸収は出来ているのか。筋肉量が減り過ぎていないか。

□熱の輸送障害 体内で作った熱や体外で得た熱を運ぶ役目をするのが血液(血流)になります。血流に関係してくるのは全身に血液を送り出す心臓の機能が低下していないか。血液の通る道になっている血管が硬くなっていないか。といった構造的な問題がないか。または自律神経のバランスが乱れていないかなどが挙げられます。

□熱の過剰放散 体温を一定に保つためには熱を作ればいいというものではありません。熱が余ってしまえば体から体外へ放出させていかなないと体に熱がこもってしまい。これもまた体温を一定に保てません。ここを調節するのが自律神経の役目でもあるのですが乱れてしまうと適切な熱の放出を阻害してしまいます。

ここまでは簡単にではありますが、冷えが起こるメカニズムになってきます。

体温を維持しやすい気温や維持をすることが大変になってくる気温もあります。このあたりのことを知識として頭に入れておくと冷えへの対策は取りやすくなるかもしれません。

37℃の体温を守るために分岐点になる気温(温度)は科学的に18℃が分岐点になるということが分かっているらしい。それは深部体温を守るために主要臓器をへ温かい血流を守るために手先の血管が収縮して冷えたりする。ここからは気温が下がるごとに体を震わせたして熱を作り出す。熱を作り出す反応は女性のほうが早い。このようなこと知っておくと冬の室温管理に役立つのではないでしょうか。

 

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