ぶつけた・捻ったなど関節や筋肉に痛みを感じている時に使う湿布のことは分かっているようで実は分かっていないことが多いけれど、よく使われている印象の強いものになります。なんとなく痛い場所に貼っておけばいいだろうと思っている人は少なくありませんが、湿布に種類やタイプがあるので適切に使用すると最大限の効果を発揮します。逆を言えば用途以外の使用方法だと効果を得られないだけでなく症状を悪化させてしまうかもしれません。
湿布の知識を深めていきましょう。
そもそも湿布は医薬品になります。医薬品は病気の診断・治療・予防に使用される薬品を指します。湿布の場合は治療に使用することになります。
医薬品には医療用医薬品と一般医薬品があります。湿布はどちらにも当てはまる物があります。
□医療用医薬品 医師または歯科医師に処方されるかこれらの者の指示によって使用されるもの。効果が高いものが多いので副作用にも注意が必要になります。
□一般医薬品 リスクの高い順に第1類医薬品・第2類医薬品・第3類医薬品に分類されます。医療用医薬品と比べる効果は抑えめになります。
第1類医薬品 薬剤師による情報提供が義務付けられている。薬の飲み合わせなど特に注意が必要な薬。
第2類医薬品 薬剤師または登録販売者から購入することができる。情報提供は努力義務。薬の飲み合わせなど注意が必要。
第3類医薬品 薬剤師または登録販売者から購入することができる。購入者から直接の希望がない限り情報提供には法的制限がない。リスクの程度は低い。
医薬品はこのように区分けのの基準がもうけられています。飲み薬だと扱い方が慎重になったりしますが、湿布は貼るだけと軽くみられがちな部分がありますがそんなことはありません。湿布も医療用医薬品と一般医薬品があります。家にある湿布を久しぶりに使う機会がある時はこの点や使用期限なども一度確認をしていから使用するようにしましょう。
次回は湿布の種類などについて紹介してきます。