ランニングと腸脛靭帯炎

前回はランニングで故障するタイミングの話を伝えました。どのレベル行っていても次のレベルにステップアップす時は特に注意をしましょう。

ランニングに限らずスポーツ全般に共通することだと思いますが、一生懸命やっている人ほど上達しようとしたり、記録を伸ばそうとしたり、練習やトレーニングの時間が増えてくる事で故障するリスクは少しずつ高くなってきます。これは最新の注意を払っていても避けることが難しいケースあります。結果と故障してしまうこともありますが、故障の知識を事前に深めておくと避けられる事もあるので故障やケガの知識を紹介していきます。

今回は腸脛靭帯炎について知識をつけていきましょう。

腸脛靭帯炎とは膝に起こる慢性的な障害になります。骨盤から始まっている筋肉が太ももの外側を通り膝下あたりまでそうこうしている筋肉が痛くなります。発生の仕方はランニングやジャンプなどで膝の曲げ伸ばしを繰り返し行うと骨と靭帯がこすれ機械的刺激が入り炎症を起こして痛みを感じる状態。腸脛靭帯炎になっている人の訴え方は膝の外側に痛みが出ると伝えてくることがほとんどです。

腸脛靭帯炎になりやすい人の特徴(原因)

□過度なランニング

□腸脛靭帯など伸張性に欠ける

□足に合わない靴でランニングなどをする

□整備されていない地面でランニングなどをする

などが挙げられます。

症状は重症度によって変わっていきます。

軽症 運動を行った後に痛む

中等症 運動自体は問題なく行えるが運動中や運動後に痛む

重症 常に痛みを感じていて運動をいつも通り出来ない

このように症状の状態を分けることができます。

治療は症状の重症度によっても変わってきます。初期の段階で治療を始めることができればランニングを中止し筋肉や靭帯など軟部組織を回復させる時間を確保すれば問題ありません。重度になってしまうと薬物療法なども併用しながら軟部組織を回復させる時間が必要になります。

この期間でランニング可能なのかは痛みや日常生活の兼ね合いや大会などの日程を加味しながら決定できるといいのではないでしょうか。

 

 

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