体に痛みを感じている時はどんな場面がありますか。これは人によって色々な体験が出てきそうですが、ケガを始めとする体に外力が加わった時や食べ物があたった・お腹を冷やしたなどはかなりの人が経験をしたことがあると思います。
痛みがある時に気になることは痛みが治るかどうかが気になるポイントになり、痛みが取れると予測が出来ると安心できます。逆に分からなければ不安がますでしょう。痛みを感じている時は必ず原因が分かっているのかといえばケースによります。ぶつけた・捻ったといったケガをした場合は痛みの原因になります。しかし、不意に痛みを感じることもあります。これについては、探っていくと原因らしきものがみつかることもありますが、ほぼ原因不明です。
ここで考えてたい痛みは原因がよくわからず、不意に感じるものになります。この場合は珍しい疾患で原因になかなかたどり着けないケースももちろんありますが、ここは一旦除外し、いわゆる慢性痛について紹介していきます。
慢性痛の最大の特徴は痛みの原因と考えられる箇所(器質的損傷)は治癒をしているにも関わらず長期にわたり(3〜6ヶ月以上)痛みが続いている状態を指します。
言葉にするとこのような表現になります。イメージしやすいのは肩こりや腰痛だと思います。このケースは自分自身が感じていたり、周り人が言っていることはあるのではないでしょうか。
肩こりや腰痛にしても、つらい時間帯があったとしてもずっとその時間が続く訳ではなく、忘れている時間がほとんどの人にあります。痛みを忘れている時間は本人が自覚していないことが多いの事実だと思います。これはヒアリングをしている時に確認をして「そういえばと」本人が気が付きます。
もちろん、慢性痛での辛さレベルを正確に測ることは難しいですが一般的に肩こりや腰痛を慢性的に感じている時はあまり自覚していない痛みを忘れている時間をいかに増やしていくことが出来るのかが改善のポイントになると考えています。
なぜなら、痛みを自覚していないということは痛みを意識しなくなっているからです。