神経の圧迫によって痛みやシビレが出る場所は体の至るところで考えられますが、時間を争うほど危険ではないが放って置くことは好ましくないのが腰に関係する神経になります。
腰痛で悩んでいる人は約2800万人と言われるので日本人の4人に1人の割合になります。腰痛が無い人でも腰痛の話を聞いた事があるのではないでしょうか。
腰痛の原因がわかっているものは約15%くらいになります。この中に腰の神経を圧迫している疾患が存在します。
腰の神経を圧迫する疾患
□腰椎椎間板ヘルニア
□腰部脊柱管狭窄症
□腰椎すべり症
このあたりが診断も多い疾患になってくると思います。
神経を圧迫するといっても、症状によって考え方や行動の仕方が変わってきます。
まず、神経の圧迫の有無はMRIを撮影しないとわかりません。結果が神経を圧迫している所を捉えたとしても症状のある人ない人がいます。神経の圧迫が必ずしも症状とリンクしているとは限りません。
当院でこのような例もありました。専門医からの診断名は腰部脊柱管狭窄症でした。MRIでは症状の出ていないほうが誰がみてもわかるくらい神経が圧迫され細くなっていました。痛みを始めとした症状が出ていない人を無作為に選んでMRIを撮影すると一定数は神経を圧迫している映像が映るみたいです。
このような事を知ってしまうと何を信じればいいか分からなくなってしまう人も出てきそうですが、神経の圧迫でポイントになる点は筋肉のマヒ症状が出現になります。このような場合はドクターは手術を選択するようです。この症状が出現してしまうと神経を圧迫している原因を早く取り除かないと神経がダメになってしまい回復出来なくなってしまいます。そうするとマヒが残ってしまうと日常生活に大きな支障をきたす事になります。
痛みについては薬物療法や徒手療法で対応しながら経過を観ていくことで症状が改善していく事も少なくないので保存療法と手術療法のメリット・デメリットをじっくりと考えて決断するといいと思います。
その為に専門家と相談できる関係性を作っておくことも大切です。