体の調子の悪さがあると原因を見つけようとして病院に行き沢山の検査をして体の状態を確認したりします。
特に異常が見当たらないと安心する半面もやもや感が残ります。なぜなら、異常がないにもかかわらず体は調子が悪いからです。
このような時によく言われることが自律神経が乱れて不定愁訴につながっているなどこれに似たような内容になることが多いと思います。しかし、自律神経は分かっているような分かっていなようなイマイチはっきりしない人のために一度見直していきましょう。
自律神経とは全身の器官をコントロールする神経になり、その中で交感神経と副交感神経に分かれます。
□交感神経 身体の活動をする為の神経になります。主な3つの役割が脳と体を動かすために必要な血液を運ぶために血圧をあげ心臓を早く動かして血流をよくする。身体を動かす時に活発に働く。緊張や恐怖・危機がせまっている時にストレスによって活発に働く
□副交感神経 身体を休息させる為の神経になります。主な3つの役割が夜間に働く。毛細血管を拡張させ修復に必要な栄養を送る指示を出す。睡眠をはじめ身体がリラックスする状態の時に働く。
交感神経と副交感神経はシーソーのような関係になります。ふたつの関係を合せて100%とすると交感神経60%の時は副交感神経は40%になります。この割合を絶妙に変えながらバランスを保ちます。
バランス崩れるとは割合がどちらかに偏ってしまうことになります。これを自律神経が乱れると言います。
自律神経が乱れる原因は自分自身による内的要因と自分以外による外的要因になります。
□内的要因 体が弱い・神経質・アレルギー体質など
□外的要因 対人関係・職場や学校などの環境・家庭環境など
これが絡み合って自律神経が乱れたりします。
症状の有無は個人差がものすごくあるので同じ環境にいたとしても自律神経が乱れる人・乱れない人に分かれます。次回はもう少し具体的な事について紹介していきます。