妊婦さんの腰痛

腰痛で悩んでいる人は多くいます。急性痛から慢性痛まで痛み方やきっかけも様々ですが、今回は妊婦さんの腰痛について紹介をしていきます。

妊娠時の腰痛の原因が2つあります。

□女性ホルモンの影響 出産の時に赤ちゃんが骨盤を通りやすくするために骨と筋肉を結び付けている靭帯や全身を覆ている筋膜をゆるませるためのホルモンが分泌されるます。この結果、妊娠前は体をしっかりと支えられていたがホルモンの分泌のために不安定になり筋肉に余計な緊張が出てしまい痛みにつながると考えられています。

□姿勢の変化 お腹が大きくなり体の重心が妊娠前の時よりお腹側に移動します。バランスを取らないとお腹側に倒れてしまうので、知らず知らずのうちにお腹を突き出し上半身を反らす体勢をとってしまいます。結果、腰に負担がかかってしまい痛みにつながると考えられています。

当たり前ですが妊娠の期間は出産するまでになります。妊娠期間を前期と後期にわけると前期はホルモンによる影響が多く、後期はホルモン+姿勢の影響が関わります。

腰痛に対する対策

□負担のかかりにくい姿勢を保つ 前かがみや腰を反らす姿勢の時間を現在よりも減らすと痛みの状態が変わってくるかもしれません。ローヒールのパンプスを履いたりすると楽に感じる人も多いようです。

□負担のかからない動作をする 適度に動く事は大切ですが掃除や洗濯など家事全般で痛みを感じる時は家族にやってもいましょう。

□体を温めて血行をよくする 湯舟などで体を温めると血液の循環がよくなり、固くなっている筋肉も柔らかくなり痛みが軽減しやすくなります。

□軽い運動を取り入れる 股関節を動かしたり、腰や足の筋肉をストレッチしたり、体に無理のない範囲で体をうごしましょう。転倒に気をつけてウォーキングをすることもいいでしょう。

□骨盤ベルトを使用する 妊婦専用のものがあるので使用する事で改善することもあるので試して見ましょう。

妊婦さんの腰痛改善で必要な事は家族の協力が一番大切ではないでしょうか。

 

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