前回、前々回はサルコペニア・フレイルについて紹介しました。
サルコペニア・フレイルの話になるとイメージは高齢者になってきます。身体的な衰えを食い止めていくには運動を行うことは言うまでもありません。
身体的な衰えがはっきりしてから慌てて運動を始めても成果がすぐに表れるわけではないと大勢の人がわかっていると思います。だからこそ運動習慣は早く身に付けて悪い事は何もありません。
理想を言えば30代からは意識的に運動を始める事をおすすめします。理由はおおむね30代くらいから筋肉量は徐々に減少し始めるといわれているからです。年代としては仕事もプライベートも忙しくなってくる頃に運動も始めようとなると時間が足りないとなるかもしれませんが、負担にならい範囲で少しずつでも行っていくことでしっかりと運動をやろうと思った時の準備と捉えてもいいかもしれません。
体力が落ちる要因は
□加齢による運動能力の低下
□運動不足
□体脂肪の増加
□栄養不足による筋力の低下
と言われています。
もちろん個人差はかなりあるはずなのであくまでも目安と考えて下さい。
時間を有効活用しながら運動を生活に組み込んでいきたいと人が多いのではないでしょうか。運動をしようと構えてしまうとウエアを着てスポーツクラブなど利用して行うイメージが湧くかもしれませんが、ここは軽く考えて今までよりも体を動かす時間を作るだけでも十分だと思います。
時間をしっかりと確保して動くことは運動を行う意味ではベストかもしれませんが、健康を維持していくためには運動を継続しつづける事が最も重要になるので身体を動かす環境を確保します。
一番やりやすいの事はエスカレーターやエレベーターを使わずに階段を利用します。駅やスーパーなどなら調度きつすぎず楽過ぎずの運動量ではないでしょうか。このくらいなら移動のついで行いやすいので続けやすいです。
このような小さいことでも積み重ねていくと運動量を多くしやすくなっていきます。