「肉離れ」運動やスポーツをしたことがある人なら一度は聞いた事のある言葉ではないでしょうか。イメージとしては筋肉が切れて痛いと思っている人が多いと思います。
正確にあらわすと「肉離れ」は筋断裂と呼ばれます。損傷の程度によって3段階に分類されます。
□1度 筋繊維に微細な断裂がある
□2度 1度よりも損傷度合いが大きい
□3度 筋肉が完全に断裂して陥凹がある
このように分けられ、1.2度は不完全断裂・3度は完全断裂と分類することもあります。ほとんどのケースでは1度におさまってきますが、微細な断裂といっても、不快な感覚はあり、歩行など日常生活に支障をきたします。
肉離れは筋肉ならどこの部位でも起こる可能性はゼロではありませんが、物理的に加わる負荷などを考慮すると好発部位と呼ばれる箇所が存在します。
例
□大腿四頭筋(ふとももの前側)
□ハムストリングス(ふとももの後側)
□下腿三頭筋(ふくらはぎ)
予防は運動の前後でウォームアップやクールダウンを日ごろから行い柔軟性のある筋肉を保つようにする。
肉離れらしき症状が出た時は専門家にすみやかに相談しましょう。
また肉離れに似た症状でこむら返りがあります。これは寝ている時にふくらはぎなどがつってしまい痛みで起きてしまう状態になります。こむら返りは年齢が高い人のほうがなりやすいようです。筋肉がつると状態であれば、起きてい時・寝ている時のどちらでもなります。また、年齢はそれ程関係ないと思います。
筋肉が必要以上に縮んでしまい元の状態に戻らないと筋肉が縮んでいる間は痛みを伴います。長くても数分で治まることがほとんどです。
痛みを取るポイントは筋肉をゆっくりと伸ばしていきます。伸びていく途中で徐々に痛みが減っていき、筋肉が緩むと痛みは消えます。しかし、痛みが消えたからといって筋肉縮める動きをパッとすると再びつってしまう事が多々あるのでゆっくりと動き出しましょう。
予防はミネラルを補給したり、筋肉の柔軟性を維持することになります。