唐突ですが、時間栄養学とは「体内時計を考慮に入れた栄養学」になります。
人には体内時計がありこの学問が時間生物学に分類され、栄養学とオーバーラップする部分が時間栄養学になります。
なぜ時間栄養学を選択したのか。理由は前回サーカディアンリズムを紹介したので関連性が強いので選んでいます。
比較的、新しい分野の学問になり、日々、新しい知見が蓄積されているようです。
まずは、体内時計(サーカディアンリズム)・栄養学・時間栄養学をそれぞれ解説していきます。
□体内時計 体内の時間軸を調整するシステムになり、一日単位で調整します。脳の「視交叉核(しこうさじょうかく)」が主時計の役割をし各臓器が個別に副時計の役割をしています。
□栄養学 食品や食品の持つ栄養、安全な保存・加工・調理の仕方・栄養価が高くおいしい食べ物を提供する方法などについて研究する学問。
□時間栄養学 食べる順番や速度・食べる時間・体内時計リセットのひとつになる
それぞれの役割のポイントを挙げてみました。
ここでは時間栄養学についてもう少し紹介していきます。
時間栄養学では「食べる順番や速度・食べる時間・体内時計リセットのひとつになる」この三つの実践が重要です。
時間栄養学の時間とは体内時計の事を指します。体内時計の一日の時間は24.5時間とも25時間ともいわれ、重要な事は一日は24時間とズレが生じている事になります。このズレを修正しリセットをかける事で体調を維持しやすくなります。リセットを掛ける為に光を浴びる事が体外の刺激で有効になり、食事(朝食)を摂る事が体内での刺激なります。
食事を摂る時は、よく嚙んで噛む事に時間をかけます。ベジタブルファーストで野菜を先に食べ始める。食事の時間も出来る限り一定にするとベストです。夕食から朝食までは10時間空けて、10〜14時間で朝昼夕の食事を済ませる。比率は3:4:3になります。就寝の2時間前に食事は終わらせたいです。
理論的には上記の内容を出来ると良いとおもいます。
実情に合わせてストレスを感じないところから始めてみるのはいかがでしょうか。