肩をまわしたり、指を曲げたりした時に「ポキッ」「パキッ」「コキッ」と関節から音が鳴った経験は
誰でもあると思います。
どうして音が鳴るのか。
疑問に思ったことも一度くらいはあるのではないでしょうか。
ここでは関節がなる理由を紹介します。
□最も一般的な原因(気泡の破裂)
関節液には、酸素・二酸化炭素・窒素などの気体が溶け込んでいます。
関節を急に動かしたり、引っ張ったり、曲げ伸ばししたりすると、関節の隙間(関節腔)が一瞬広がります。
このとき関節内の圧力が急激に低下(陰圧になる)し、溶けていた気体が急に気泡として析出します。
そしてその気泡が次の瞬間に破裂(崩壊)することで、「ポキッ」という短く鋭い音が発生します。
□腱や靭帯が骨の上を滑る・跳ねる音
筋肉と骨をつなぐ腱や、関節を安定させる靭帯が、動きの中で一瞬だけ骨の突起に引っかかり、弾けるように離れる際に生じる摩擦音・跳ね音です。
俗に「腱のスナッピング(跳ね返り)」と呼ばれます。
この場合はキャビテーションの「ポキッ」より少し鈍く連続した「パキパキ」「ゴリゴリ」といった音になることが多い。
□軟骨や関節面の擦れ・変形による音
関節軟骨の摩耗や変形性関節症の初期〜中期で、軟骨表面がでこぼこになり、動かすたびに「ゴリゴリ」「ジリジリ」という擦過音が出る。
半月板の損傷や関節内遊離体(関節ねずみ)があると、異物が挟まって「カチカチ」「コキコキ」と鳴る。
関節軟骨下の骨が硬化して握雪音(雪を握ったような音)が出る。
鳴ること自体はほとんど無害指や首・肩・膝などが「ポキポキ」鳴るのは、
キャビテーションか腱・靭帯の移動によるものが9割以上を占め、健康な人でも普通に起こる生理現象です。
意図的に何度も鳴らしても、関節症や変形を起こすという科学的根拠は現在のところありません。
しかし、音が鳴る時に痛みを伴う場合は、専門家に相談することをおすすめします。

















