年末年始の休み期間になる人が多くなる時季です。
多くの人が集まる場所は賑やかで活気もありますが、具合が悪くなったりして人の助けが必要になる人も出てきます。
こういう時に自分の意思を伝えられる人もいれば、伝えられない人もいます。
また、伝えられないのではなく、伝えにくい場合もあります。
それを解決するためにヘルプマークというものがあります。
このマークは、見た目では分からない障害や疾病を抱えている人が、周囲に支援や配慮が必要であることを知らせるためのマークになります。
ヘルプマークの特徴
色:赤地に白い十字とハート
形:長方形でストラップ付き(バッグや杖などに付けやすい)
裏面:シール:必要に応じて「義足を使用しています」「人工関節を使用しています」「妊娠初期です」など、自分の状況を自由に書ける
どんな人が使うのか。
内部障害(心臓、腎臓、肝臓、呼吸器、膀胱・直腸、小腸、免疫不全など)
難病(パーキンソン病、筋ジブトロフィー、クローン病など)
発達障害(ASD、ADHDなど)
精神障害(統合失調症、うつ病、PTSDなど)
妊娠初期(つわりがひどいなど外見では分かりにくい場合)
義肢・人工関節・人工肛門・ストーマ装具使用者
てんかん、糖尿病(低血糖発作の可能性がある人)など
人によって必要な配慮は全く違うので、裏面に書いて伝える仕組みになっています。
もらえる場所
各都道府県・市区町村の障害福祉課
区役所・市役所の窓口
一部の駅や公共施設
郵送対応している自治体も増えている。
基本的に無料で配布されており、診断書などは不要です。「必要だ」と思えば誰でももらえます。
ヘルプマークの大事なポイントは甘え」でも「特別扱い」でもなく、
本当に必要な人が、命を守るため・日常生活を少しでも楽にするために使っている印です。
周囲が少しだけ意識を変えるだけで、助かる命や守れる尊厳がたくさんあります。
ヘルプマークは「助けて」と言える勇気をくれる、小さな赤い味方です。

















