先月から市民マラソンの大きな大会が始まり、マラソンシーズンに突入しました。
より速いタイムを目標にする人から完走を目標にする人までいろいろな挑戦の仕方があります。
これは個人の経歴や体力レベルなどが同じではないからです。
しかし、どんな人でも共通の事があります。
誰でも最初はランニング初心者で、速く走れる走れないは関係ありません。
この期間はもっとも膝を痛めやすいとも言えます。
ランニングで膝が痛くなる時は
□ランナー膝(腸脛靭帯症候群) 膝の外側に痛み。オーバーユースやフォームの崩れ、筋力不足が原因。 特に初心者で急に距離を増やすと発症しやすい。
□膝蓋大腿症候群(PFPS) 膝蓋骨(お皿)の下や周囲に痛み。膝蓋骨のトラッキング異常や大腿四頭筋の柔軟性不足。 坂道や階段での痛みが特徴。
□ジャンパー膝(膝蓋腱炎) 膝蓋骨の下に痛み。ジャンプや急な加速で腱に負担がかかる。 ランニングだけでなく、筋トレのやりすぎも原因。
□鵞足炎 膝の内側下方に痛み。ハムストリングスや内転筋の柔軟性不足。 地面の傾斜やシューズの摩耗も影響。
これらになってしまう要因にウォーミングアップ・クールダウンやストレッチなどが足りないといわれます。
もちろん、この可能性は否定できませんが、一番可能性の高いものに着地の衝撃に耐えられていないことです。
走るスピードやピッチによっても衝撃の強度や回数は変わってきますが
あきらかにランニングを始めたばかりの頃は連続した時間で何度も着地を繰り返す動作を日常生活で行っている人は
少ないはずです。
ここのポイントになるのは連続した時間になります。
体力系の仕事をしていても1日中体を動かしていても、体が止まっている時間がある場合が多いです。
だから、ランニング初心者が気をつけるべきことは長い距離・スピードなど目安にする数値はありますが、
着地の衝撃に耐えられる体作りになります。
痛みが出てしまうと痛みをきっかけにやめてしまう人も多いので、
継続できるようにトレーニング量の調整10%ルールを利用するといいと思います。

















