インピジメント症候群について

野球が好きな人ならメジャーリーガーの佐々木選手が右肩の調子が悪くて故障者入りをしていることを知っていると思います。

メディアの情報によるとインピジメント症候群によるものと言われています。

そして、復帰のめどはたっていないようです。

スポーツ選手がケガや故障をした場合、ケガや故障の名称や全治○週間など復帰までの期間がおおよそ紹介されます。

名称をいわれても知らないというケースは少ないと思います。

今回はインピジメント症候群について紹介をしていきます。

インピジメント症候群についてはスポーツ選手だけでなく、一般の人でもなり得る疾患になるので

しっかりと知識を頭に入れておくと役立つ時がくるかもしれません。

インピジメント症候群は、肩関節の機能障害の一つで、特に腕を上げるなど特定の動作を行う際に痛みが生じるのが特徴になります。

この症候群は、スポーツ選手(特に投球やラケット競技を行う者)・肩を頻繁に使う職業の人に多く見られます。

また、加齢による組織の変性も原因となり、一般の人にも発生します。

原因

□反復動作 オーバーヘッド動作(投球、テニス、游泳など)を繰り返すことで、腱板や滑液包に過度なストレスがかかり、炎症や微小な損傷が生じます。

□筋力のアンバランス 肩周りの筋肉(特に腱板筋群や肩甲骨周囲筋)の筋力低下や不均衡は、肩関節の安定性を損ない、インピジメントを引き起こしやすくなります。

□外傷や加齢 過去の肩の外傷や、加齢による腱板の変性、滑液包の肥厚も原因となります。

□骨棘 肩峰や鎖骨に骨棘(骨の突起)が形成されると、腱板を圧迫しやすくなります。

主な症状

□肩の痛み 特に腕を頭上に挙げる動作(例:物を棚に置く、投げる動作)で痛みが強まります。

□可動域の制限 肩の動きが制限され、特に外転(腕を横に上げる)や外旋動作が困難になることがあります。

症状改善

□筋力トレーニング 腱板筋や肩甲骨周囲筋を強化し、肩関節の安定性を高めます。

□適切な動作 スポーツや仕事での反復動作を行う際は、正しいフォームを意識し、過度な負担を避けます。

□ウォームアップとストレッチ 運動前に十分な準備運動とストレッチを行い、筋肉や腱の柔軟性を保ちます。

□定期的な休息 肩に負担がかかる活動を長時間続ける場合は、適度な休息を挟みます。

肩に痛みや違和感がある時は一度、専門家に相談をしてみましょう。

 

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