健康を害することはいろいろありますが、そのひとつに巻き爪があります。
巻き爪は陥入爪ともいい、爪の端が内側に湾曲し、周辺の皮膚に食い込む状態のことをさします。
巻き爪になると痛みや炎症が起こり、酷くなると化膿や歩行困難になることもあります。
巻き爪になる理由もたくさんありますが代表的なものは以下になります。
□不適切な爪の切り方
爪を短く切りすぎたり、爪の端を深く切り込む「深爪」が巻き爪の主要な原因です。
深爪をすると、爪が伸びる際に皮膚に食い込みやすくなります。
□靴の選び方や履き方の問題
サイズの合わない靴や先が狭い靴(ハイヒールやポインテッドトゥなど)を長時間履くと、
爪や足指に圧力がかかり、爪が変形しやすくなります。
また、靴下やストッキングがきつい場合も同様の影響があります。
□遺伝的要因
生まれつき爪が湾曲しやすい形状を持つ人もいます。家族に巻き爪の人がいる場合、遺伝的要因が関与している可能性があります。
生まれつき爪が湾曲しやすい形状を持つ人もいます。家族に巻き爪の人がいる場合、遺伝的要因が関与している可能性があります。
□外傷や圧迫
足をぶつけたり、重い物を落としたりする外傷が爪の成長に影響を与え、巻き爪を引き起こすことがあります。
また、スポーツによる繰り返しの圧迫も原因となり得ます。
□病気や体調の影響
糖尿病や関節リウマチ、爪真菌症(爪の水虫)などの疾患は、爪の形状や成長に影響を与えることがあります。
また、加齢による爪の硬化や乾燥も巻き爪を誘発する要因です。
□歩き方や姿勢
偏平足や外反母趾など、足の形状や歩き方の異常が爪に負担をかけ、巻き爪を助長することがあります。
予防として必ず行いたいことは、正しい爪の切り方をすることです。
爪は「スクエアカット」(爪の端を直線的に切る方法)が推奨されます。
爪の角を丸く切らず、白い部分を少し残す程度に切ります。
そして、切りすぎを避け、爪の長さを適切に保つことが大切です。
爪切りは清潔なものを使い、切った後はヤスリで角を軽く整えると良いでしょう。
ここを徹底しておくと巻き爪の予防だけでなく、巻き爪になってしまった時に原因を追究しやすくなります。