急に腰が痛くなってしまうこと急性腰痛といいます。
この時の痛みの感覚は鋭く感じることが多いのですが、突然、起きる痛みなので不安がよぎると思います。
どのような事でも経験をしたことがなかったり、知識がなかったりすることに対しては頭に思い浮かべることはありません。
急に腰が痛くなったとなるとギックリ腰を思い浮かべる人が多いです。
確かに腰が急に痛くなる時に、荷物を持ち上げようとした・椅子から立ち上がろうとした・掃除機をかけようとしたなど動きが痛みの発端になっていればほぼギックリ腰で間違いないといえます。
なかには急に腰が痛くなったにもかかわらず原因がハッキリしないこともあります。
そんなことあるのかと思う人もいるかもしれませんがありえることです。
そこで、のたうち回るほどの痛みなら救急車を呼ぶと思います。
少なくとも病院に行くでしょう。
しかし、かなり痛みが強くても何とか動ける時は、ギックリ腰だと思って整骨院や治療院を選択する人も出てきます。
かなり痛くてなんとか動けるとは移動するのにカベなどに手を添えてやっと歩いている状態です。
でも、原因がはっきりしていない。
話を進めていくと痛みを感じている本人がギックリ腰につながりそうな出来事を記憶から引っ張り出してきて
仮定の話をすることが多いです。
けれども、痛みが強いのに原因が不明瞭である時は内科的疾患由来のことが経験上多くなります。
このようなパターンの時、当院では尿管結石だったという1回や2回でなく複数回ありました。
もちろん、この他の疾患が理由になることもあると思います。
強い痛みを腰に感じた時は、ご自身で痛くなった瞬間が明確でないときは、
初めにギックリ腰を疑うのではなく、内科的疾患を疑いどの診療科にいけばいいのか分からない場合は
かかりつけ医に相談・かかりつけが無ければ内科にいったほうが
あちこちに出向く手間が省けることが多いと思います。