家族が「骨折した」なんていったら大事になると思います。
骨折をした本人も大変になり、周りの人にも負担がかかったりします。
もちろん、どこを骨折したのかにもよりますが、骨折をしないほうがいいことは明白です。
しかし、ケガをあえてしようなんて思う人もいるわけではないので、
不可抗力なのか、不注意なのかはさておき、わざとではないといえます。
骨折とはどんな状態のことをいうのか。
基本的に骨はひとつ個体として切れ目がなくつながっています。
正常な場合は骨と骨の間にある切れ目が関節になります。
ひとつの個体をさまたげる線が入ったり、骨が分かれたり、へこんだりしてしまった状態は骨折になります。
骨折がどのようにして起こるのかというと
骨に対して外力が加わった時に骨がその衝撃に対して耐えることができないと骨折します。
しかし、骨は丈夫なので簡単に骨折はしないのですが、病気で骨が弱くなっているとその限りではありません。
また、骨折をする時は外力が加わるタイミング・スピード・角度などが絶妙に合わさった時に起こるので見た目の激しさが全てではありません。
骨折の呼び方の種類はいろいろあります。
骨折部と外界との関係による分類
□開放骨折(複雑骨折) 皮膚や軟部組織(筋肉や皮膚など)が破れ、その傷口から骨折した骨が露出した状態。傷口が泥や細菌で汚染されていることが多い。
□皮下骨折(単純骨折)骨折部位の皮膚が破れていない状態。単純骨折または閉鎖骨折ともいう。
程度による分類
□完全骨折 完全に骨が折れている状態。これが皆さんが想像する骨折だと思います。
□不完全骨折 骨の形は保たれているがヒビなどが入っている状態。
骨折の原因による分類
□外傷性骨折 外から強い力が加わったことで生じる骨折
□疲労骨折 骨の同じ部位に何度も負荷がかかることで骨が負荷に耐えられなくなって生じる骨折
□病的骨折 病気によって骨の強度が低下し、わずかな負荷でも生じる骨折
ざっくりとこのような感じで分けることができます。
骨折もレントゲンに映らないような微細なものから生命にかかわるものまで幅広く存在します。