ケガをしてしまった時に初期の対応を間違えてしまうと治るまでに時間がかかってしまったり、状態を悪化させてしまう可能性が高くなります。
そのためにはケガに対して最低限の知識をもっていると運悪くケガをしてしまった時や周囲にケガをした人がいた時に役に立ちます。
今回、紹介するケガは肉離れになります。
詳しいことは分からなくても、なんとなく筋肉を痛めたのだろうと想像がつくかもしれません。
何がきっかけで肉離れになるのか。
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急激な加速やブレーキ スポーツや運動中に急に加速したり、急に停止したりすることで肉離れが起こることがあります。
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重い物を持ち上げる 重い荷物を持ち上げるときに、体の一部が過度に負担を受けることがあります。
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長時間同じ姿勢を保つ 一つの姿勢を長時間保つことで、筋肉や腱が緊張しすぎて肉離れを引き起こすことがあります。
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不慣れな運動 新しい運動や動きを行うとき、体が慣れていないため肉離れが起こりやすくなります。
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冷え性 体が冷えていると筋肉が硬くなり、肉離れを引き起こしやすくなります。
このような理由で、筋肉や腱が過度に引っ張られたり、急激な動きをしたりすると起こることが多い。
筋繊維が部分的もしくは完全に断裂した状態のことを肉離れといいます。
肉離れが起きた時は「バチッ」「ブチッ」とした音を体の中で感じます。
その直後に痛みが出始めます。
筋肉であればどこでも部位でも起こる可能性はありますが、肉離れが起こりやすい筋肉はあります。
主に太ももの前側・太ももの後側・ふくらはぎになります。
受傷直後は応急処置をおこないます。
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Rest(安静)怪我をした部位を休ませ、動かさないようにします。
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Ice(冷却)冷たい圧迫を怪我した部分に施し、腫れや炎症を抑える。氷をタオルで包んで、15-20分ごとに冷やすと効果的です。
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Compression(圧迫)怪我した部分を包帯やサポーターで圧迫し、腫れを最小限に抑えます。
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Elevation(挙上)怪我した部位を心臓より高く上げて腫れを抑える。
ここまで出来るようになっておきたいです。