日本人の死亡率が高い順番は脳血管疾患(脳卒中など)・がん(肺がん・大腸がん・胃がんなど)・心血管疾患(心筋梗塞・心臓病など)になるといわれています。
テレビや雑誌などもよく紹介しているので、知っている人も多いと思います。
しかし、自分自身がこのような病気になると思う人はほとんどいないでしょう。
実際に人生の中で生死にかかわるイベントはそうそうにありません。
病院の先生や救急隊などでないかぎり、人生にかかわるような大きなイベントごとに2回目はほぼないといえます。
だからこそ人生で1回遭遇するかしないかの時のために知識を備えていくといざという時に役立つかもしれません。
死亡率の高いものの中で時間を争うものは脳卒中(脳梗塞・脳出血)と心筋梗塞になります。
どちらも突然起こる多く、発症してしまったら迅速に治療を受ける必要があります。
これは時間が経過するほど後遺症や生存確率が高くなってしまいます。
次のような症状が現れたり、感じたりしたときは速やかに救急車を呼びましょう。
□片麻痺(片方の体の一部が麻痺する)
□言語障害(言葉が不明瞭になる、理解が困難になる)
□視力障害(片方の目の視力が低下する)
□意識障害(意識が朦朧とする、意識がなくなる)
□激しい頭痛(突然の激しい頭痛が現れる)
□めまいや立ちくらみ
これらのことを知っているだけ行動がかわります。
運悪く脳卒中や脳梗塞を発症してしまった人の経験談を聞いたところ、体に感じる感覚は今まで経験したことない特殊なものらしいです。
その時にすぐに行動できるのか。一度、様子をみてしまうのか。
ここが分かれ道になるのではないかと心筋梗塞を複数回経験した人の話になります。
一般の人は難しいことは知らなくても、肝になり得る症状と感じた時、迅速に救急車など呼んで専門家に任せられればいいと思います。