たまには楽観的に

膝が痛くて整形外科で診てもらってレントゲン・MRIなどを撮影しても異常は見当たらない。

このような時は誰しもが不安になると思います。

そして、原因を探したくなります。

痛いのだから何か原因があるはず、原因を取り除けば痛みがなくなるはずと原因を探す旅が始まってしまうことが多々あります。

ここで一度だけ振り返ってみましょう。

始めに痛みを治すために整形外科で診てもらい原因も特定しようと検査も行って特に異常が無いと分かった時は、その後、何かが見つかることは少ないです。

だからこそ、原因を特定しなけば痛みがなくならないという考えから離れてもいい段階になっています。

体に器質的損傷がないことはむしろ喜ばしいことなのです。

これはどういうことなのか。

器質的損傷がないということは手術をする必要がないということになります。

そうすると保存療法で対応していくことが可能になるので、痛みを改善していく方法をいろいろ試しながら効果のあるものを探していくことができます。

どのようにアプローチをしていくのか。

膝が痛くなるのは曲げた時・伸ばした時・立ち上がる時・歩いている時などいろいろな場面があります。

それぞれの人が一番痛みを感じる場面で、どうすると痛みがやわらぐのか・痛みが消えていくのか。

ここに重点をおいて治療を進めていくと痛みの原因を突き止めることができなくても、痛み状態に変化をもたらして楽になっていくことは可能になります。

具体例をあげると

膝を曲げると痛い。特にしゃがむ時に痛みを感じる。

このような時に既に検査の結果が膝に器質的損傷もないとわかっていると膝の動きをチェックしてみると荷重をかけなければ膝は痛みなく曲がる人が意外に多いです。

膝の動きに問題がないと確認できれば、荷重がかかった時に痛みを減らすにはどうやってしゃがむといいのかをいろりろ試していくと体の動かし方を変えることでその場でしゃがめるようになることもあります。

このよなケースは少なくないので、検査で異常が見当たらない時に必要以上に心配をしないことも時には大事かもしれません。

 

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