サルコペニアとフレイルについて

超高齢化社会に突入しているのが現状になる日本ですが、高齢だから問題なのではなく、高齢になることでQOLの低下が問題になります。

以前なら高齢者が少なかったので、高齢者を支える制度が現役世代で賄うことができるピラミッド型の人口の割合でした。

現在ではピラミッド型の人口割合でなく、ひょうたん型に変わってきているので、現役世代が高齢者を支える構造が不可能になってきています。

このようになってくると良い悪いは別にして、個人単位で考えると行政の制度に頼ることなく日常を送れるようにしていかないと自分自身が苦しい思いをしてしまいます。

そのためには高齢になるとリスクになるサルコペニアやフレイルについての知識をつけて、早くから対策をしてリスク回避していけるといいのではないでしょうか。

サルコペニアとフレイルは高齢者の健康問題をさす用語になります。

□サルコペニア 主に筋肉量の減少と筋力の低下を指します。これは加齢による自然な現象で、特に65歳以上の高齢者に見られます。サルコペニアが進行すると、転倒のリスクが高まり、日常生活の自立性が低下する可能性があります。

□フレイル 身体的な弱さだけでなく、精神的な側面や社会生活面も含む広範囲な機能低下を指します。もうすこし簡単にまとめると体力が落ちてしまうと動くことが億劫になってしまい、一人きりでこもって生活をするようになり、他人と関わりがなくなってしまう悪循環に陥ってしまう。

サルコペニアから始まりフレイルに移行していく順序と考えると分かりやすいですが、実際はグラデーションのような感じで境目がはっきりしていることではありません。

現段階で予防として有効とされていることは、適度な運動・バランスのいい食事・社会参加をすることとされています。

相互関係で成り立っているので、どれが重要ということはありませんが、個々の状態により重要になることはその都度、変わってくるので自分の状態を把握できるように普段から積極的に行動しましょう。

 

 

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