理由はわからないけれど、体に痛みを感じることはありますか。
誰でも一度や二度は経験したことがあると思います。
原因が分からなくても一瞬感じた痛みで、その後に痛みが続かなければ特に気にしないと思います。
しかし、理由もよく分からないけれど、痛みが続く時はその時価帯にあった出来事が原因なのではと思い、痛みを改善するために推測した原因に基づいて対応していきます。
よくある例として背中から胸にかけて何か痛みを感じる。特に思い当たることもないが買い物で荷物を持った時に痛めたのかなというようにパターンです。
荷物を持って痛みにつながっている時は、筋肉などに何かしらの対応をすると痛みが和らいだり、消えたりします。
しかし、痛みが全く変わらないという時は筋肉などは痛みに関係ない可能性が高くなります。
このような時によくあるのが、実は帯状疱疹の症状だったということが少なくないです。
帯状疱疹の知識を身に付けていきましょう。
帯状疱疹が発症し始めると皮膚がピリピリと痛むような感じがしますが、見た目に変化がないので何だろうと思いますが数日すると赤みや水疱が形成され皮膚の症状が出現していきます。
このパターンで病院やクリニックにいくことが多いと思います。
帯状疱疹は水痘帯状疱疹ウイルスの感染によって起こります。
そして、だいたいは小さい頃に水ぼうそうにかかっています。
この時に症状が無くなり治ったという状態になります。
しかし、水痘帯状疱疹ウイルス自体は神経に潜んでいて、体内から消えることはありません。
疲労や加齢などで体力が落ちてくると潜んでいたウイルスが再活性化することで帯状疱疹が起こるといった経緯があります。
症状は体の左右どちらかに紅斑が帯状に広がり、その上に小さな水ぶくれが生じます。
また、ピリピリ、チクチクするような痛みを伴います。
よく現われる部位は胸や背中多いですが、顔、下腹部、腕、脚、お尻など体のどこにでも出現します。
治療は抗ウィルス薬を使用して治療をおこない、痛みに対しては対症療法で痛み止めを使用する。
専門家に診てもらうことが大切になり、診療科は一般内科・感染症内科・ペインクリニックなどになります。