目の前がグルグル回ったり・グラグラしたりすることを「めまい」がするといいます。
初めてこの症状が出てしまった時は何が起きているのであろうと驚いて不安になると思います。
このような症状の「めまい」は良性発作性頭位めまい症といって、「めまい」の中ではよくある代表的なものになります。
症状の特徴
□目の前がグルグル回る
□目の前がグラグラする
□吐き気や嘔吐
があります。
しかし、耳鳴や難聴は起きません。
もし、この症状も合わせて出現しているならメニエール病の可能性が高くなります。
話を元に戻します。
良性発作性頭位めまい症は「めまい」が連続で起きている時間はだいたい30秒くらいといわれています。
「めまい」を感じている本人はずっと続いていると感じていますが、
実際は「めまい」→止まる→「めまい」→止まるのループが起こっています。
どんな時に起こるのか。
病名に頭位と入っています。ここポイントになり、頭の位置を動かした時に「めまい」が起こります。
よくある例としては
□寝返りをうったとき
□料理で下を向いたとき
□目薬を差そうと上を向いたとき
このような感じで人によって頭を動かす方向変わります。
症状が出てしまった時は、「めまい」が出たと方向と逆に動かすと「めまい」を繰り返さずにすむのでつらさが取れるまで時間が短かくなります。その後は、頭を動かさなければ、症状は再発せずに落ち着いていきます。
症状が出る時は体で何がおきているのか。
頭を動かすことで、耳の奥にある三半規管が刺激を受けて症状が出ます。
良性発作性頭位めまい症は2種類に分けることができます。
□クラプ結石症 耳石がはがれ、三半規管に入り込み平衡感覚をつかさどる細胞(クラプ)にくっついてしまい「めまい」が出る。
□半規管結石症 耳石がはがれ、三半規管の中を移動して、「めまい」が起きる。
良性発作性頭位めまい症は「めまい」の中で一番多いものになります。
特別な治療をしなくても、約一ヵ月くらいで症状は寛解していきます。