前回は更年期や更年期障害の症状について紹介をしました。この症状で悩んでいる人の気になる点は治るの治らないのといったことは大きな関心事になると思います。
今回は更年期症状の治療方法や向き合い方について紹介をしていきます。
更年期は全員平等にありますが更年期症状は出る人でない人がいます。そして、症状も代表的なものはあるものの種類は200〜300ともいわれています。おそらく個人差が激しいので正確にはもっと多いのかもしれません。ひとついえることは更年期症状と考える時は出ている症状に関する病気がないことが前提となります。例をひとつ挙げると体がほてって熱いと感じている。更年期症状で多いものひとつですが、この時にインフルエンザにかかってしまっていて熱いと感じていたら、この瞬間に感じている熱さはインフルエンザによるもので体が通常の状態に戻ると熱さも消えたとなります。原因はインフルエンザだったとなります。もっと正確にいうとインフルエンザが原因だった可能性が高いとなります。もちろん、両方が重なってしまったことも否定できません。
話を戻して更年期障害の治療をする時に必要な知識として身体的要因・心理的要因・社会的要因が複雑に絡み合ってくるので治療で症状を治すと強く考えるよりも、日常生活に支障をきたすことが無いように症状を軽減させて付き合っていくことを目指した方がいい結果につながりやすいと考えられます。これはさきほどでてきた心理的要因に含まれる内容になります。
エストロゲンの減少で起きることは分かっているので治療ではホルモンに関することがまずはメインになるようです。
□ホルモン補充療法 減少したエストロゲンを補充する
□漢方療法 原因の特定が難しい症状に合わせて症状改善を目指す
□その他の薬物療法 精神症状が強い時に抗うつ薬や抗不安薬などが用いられることもある
□食事療法 バランスの良い食事を摂ることで体調を整えることを目指す
□運動療法 適度な運動は精神的な症状改善に役立つといわれている。