腰の痛みで悩んでいる人は多くいます。急に痛くなったものから普段から痛みを感じているものまで人の数だけ悩みもあると感じています。腰に痛みを抱えている人が多いのでこの事についての話は日常会話でも出てきたりします。痛みの愚痴や痛みを取る方法で効いたものや効かなかったものなど話題はつきません。共通することは痛みをどうにかしたいということです。腰が痛くなる原因も色々あり、また、ひとつとも限りませんがまずは腰の痛みに関わる代表的な疾患の知識をつけましょう。
□腰椎分離症 主に成長期の子供でスポーツをやっている子が発症しやすく、腰の骨の後方が分離する疾患になります。症状は腰の痛み・下肢のしびれなどがあります。早期に発見できると分離した箇所もくっついて元にもどります。元に戻らなくても筋力強化などにり症状を改善できることが多いです。
□腰椎椎間板ヘルニア 腰の骨の間にある椎間板が骨と骨のクッションの役割をしています。何かしらの原因で椎間板の中にあるゼリー状のものが外枠を破って飛び出してしまい神経に触れたり、圧迫したりすることで腰の痛み・下肢のしびれなどが出現します。
□腰部脊柱管狭窄症 脊椎にある脊髄の通り道になる脊柱管が骨の変性によって脊柱管が狭くなってしまい脊髄を圧迫することで腰の痛み・下肢のしびれ・間欠性跛行などが出現します。
□腰椎変性すべり症 腰の骨は5つあり縦に並んでいます。このうちのひとつが前後にずれてしまう状態になります。間欠性跛行が初期症状と出現することが多いようです。基本的な症状は腰部脊柱管狭窄症と同じです。
□腰椎骨折 腰の骨が何かしらの外力によって折れてしまうものになります。その中でも腰椎圧迫骨折が多く腰の骨が潰れてしまう骨折で高齢の方に起きやすい骨折になります。別名いつのまにか骨折とも呼ばれ症状がなく知らないうちに潰れた骨が固まっていることもあります。
腰の疾患は痛みと神経症状が重なってくることほとんどです。また、痛みが長く続いてしまうと慢性腰痛に移行してしまうこともあるのでおかしいなと感じたら我慢せずに専門家に相談をしましょう。