健康のために運動をする人が増えてきています。運動をするレベルも様々で何十年ぶりに始めた人から運動を継続し続けている人までいます。運動に対しての悩みを沢山あるのですが、今回は肩を動かすとある一定の角度や動きをした時にだけズキンというような痛みを感じる症状について紹介をしていきます。
このパターンの痛みを感じる人は筋力トレーニング・オーバーハンドスポーツなど行っている人に多い印象があります。また、加齢によって起きる退行変性なども考えられます。
症状の状態としては肩を動かさなければ痛みを全く感じていないが肩を動かした時に特定の角度や特定の動きをした時に強い痛みを感じる。また、腕を動かせる範囲が狭くなったりする。
このような症状がある時はインピンジメント症候群を疑っていくことが多くなります。この疾患は肩の関節や筋肉が骨に挟まれたり、衝突することで起きます。特に棘上筋がダメージを受け、慢性的に痛みを感じ出すと筋肉の太さが薄くなり擦り切れていくこともあります。
治療方法は保存療法と手術療法があります。どちらが選択されるのか。生活背景によって変わってくると思います。たとえば関節を構成する骨や筋肉・靭帯など構造的問題が確認できていて異常を直さないと職業(プロのスポーツ選手など)に悪影響が出てしまうと考えられる時は手術が選択されることが多いようです。しかし、いきなり手術となるケースあまり聞いた事がなく、保存療法で回復を試みることが多いです。
□保存療法 治療期間は数週間から数ヶ月かかること多く、慌てずに治療を続けていくことになります。
□手術療法 手術後1〜2週間くらいで痛みが消えることが多いです。その後のリハビリで3〜6ヶ月かけて完全回復を目指して行きます。
症状を改善していくには時間を要することになるので、その期間、痛みが日常生活に影響しないようにしていくことも重要だと思うので治療と同時に痛みを軽減させる体の使い方も教えてもらいましょう。