筋肉の役割

前回に引き続き筋肉についての話になります。筋肉自体は30代あたりから徐々に筋肉量は減少していきます。この自然の摂理に逆らって筋肉を維持していく努力をし続けることでより健康的な生活を送るアドバンテージを得ることができます。今回は筋肉がどんな役割をしているのか知識をつけながら、筋肉を維持するためのモチベーションにつなげていきましょう。

□体を動かす・安定させる 骨と骨を骨格筋がつないでいて、筋肉が収縮することで関節を動かして歩く立つなどの動作に役立つ。また、関節を安定させるために役立つ。骨格筋の量があまりにも少ないと体を動かすこと安定させることが大変になってしまう。

□衝撃の吸収・血管や臓器の保護 筋肉が外側にあるので外部からの衝撃から守ってくれる。

□ポンプの役割 心臓にが動くことで全身に血液を送り出し、心臓から遠ざかると途中で勢いは弱くなっていくきます。この時に筋肉の伸び縮で血液を循環させます。これを筋ポンプ作用と呼びます。

□熱をつくる・代謝を上げる 筋肉が熱を作り出すことで体を温めたりします。熱の約6割は筋肉の作用といわれています。熱を産生するとエネルギーを使うので代謝もよくなります。

□免疫力をあげる 免疫細胞はグルタミンというアミノ酸によって活性化されます。このグルタミンは筋肉内に多く蓄えられているので筋肉量を維持することは大切です。

□ホルモンを産生する 筋肉とホルモンは密接に関係していて筋肉の動きや成長はホルモンによって制御され、また筋肉の動きや成長によってホルモンの分泌が刺激される。

□水分を蓄える 人間の体の中で一番水分を蓄えているのが筋肉になります。男性と女性を比較すると男性のほうが筋肉量が多いので体内の総水分量が多い。健康な成人で体重の60%前後となっています。筋肉量が少ないと体内に蓄えている水分も少なくなるので、熱中症が高齢者に多い理由のひとつになります。

筋肉の役割を考えても年齢を重ねるにつれて運動をする必要があります。

 

診療時間

お越しの際は

横浜市中区本牧町2丁目284-16
【アクセス】
JR線「山手」駅より徒歩17分
JR線「石川町」駅よりバス10分
【お車でお越しの場合】
当院前の本牧通り
11:00~15:00まで駐車可です。
 

院長のヒトリゴト

  1. 2024.11.21

    筋肉の役割
  2. 2024.11.20

    痛みは難しい
PAGE TOP