関節リウマチ②

前回は関節リウマチの概要的な解説で症状や治療などはほとんど触れていないので今回はこの点について紹介をしていきます。

関節リウマチは自己免疫疾患といって、自分の体の一部を自分の体では外部から侵入してきた敵とみなして攻撃をしてしまいます。関節リウマチの場合はこのようなことが関節で起きます。そして、関節に腫れや痛みが現れたりします。

症状

□こわばりが朝に起こることが多い

□手の指の第二関節・手首・足の指の付け根などに多く、その他の肘・膝・足首など関節にも腫れや痛みが出る

□関節に負担のかかる動きをした後に腫れや痛みが出やすい

□関節の痛みやこわばりで握力が弱くなる

□手の指が小指側に傾いていく

□スワンネック変形やボタンホール変形

□外反母趾になる

□足のうらにタコができる

□関節を動かせる範囲が狭くなる

□首の骨の変形によって脊髄を圧迫し首の痛みや手足のシビレが出たりする

□指の腱が断裂して動かせなくなることがある

□リウマトイド結節といって皮膚に数センチの硬い塊ができる

□シェーグレン病と一緒に起こることがある

□間質性肺炎と一緒に起こることがある

など主な症状になり、この中で複数出る人もいればそうでない人もいます。

関節リウマチの治療の考え方は完治させることが難しいので、重症化や病気の進行を抑えたりすることで日常生活に支障が出ないようにすることが最大の目的になります。その為には早期発見をすることがポイントのひとつになります。これはわずかな関節の異常と血液検査の異常から判断することになります。自分でのセルフチェックでは手を痛みでグーで握れない・指の付け根をつまむと痛みが出るなどがある時は病院を一度受診してみましょう。

治療方法は薬物療法・運動療法・食事療法などがあります。以前に比べれると関節リウマチの治療効果は格段によくなっているので、適切に治療を行い継続していくことで症状の緩和・進行を抑えることが出来るようになっています。

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