超高齢化社会に突入している日本ですが、年齢が進んでいくと若い頃と比べてしまうとどうしても体力面の衰えは隠しきれません。これは自然現象のひとつになるので仕方のないのことであります。ただ、体を動かして積極的に運動を行うことで体力の衰えをゆるやかにしたり、現状維持を保つことは不可能ではありません。
まわりを見渡せば80代でも90代でも元気で年相応に見えない人もいれば、60代・70代でもビックリするほど老けて見える人もいます。この差はどこにあるのか。個人的な経験側から考察していきます。
体力が落ちてくると筋力低下が一番に上げられるのかなと思います。体力が落ちていくことで問題になっているのがサルコペニアというものがあります。
サルコペニアには主に加齢によって筋量量が減っていき身体機能が低下していきます。そして、進行していくと寝たきりや嚥下障害など介護が必要な状態になってしまいます。
サルコペニアの原因は5つに分けられます。
□加齢 年齢とともに筋肉量が自然と減少していく
□低活動 筋肉を使わず、体を動かさない
□低栄養 栄養摂取量が一日に必要な量に到達していない
□疾患 筋ジストロフィーや多発性筋炎・感染症や外傷などの身体的なダメージ・ガンや慢性の臓器不全に伴う悪液質
□医原性 薬剤関連や入院関連
ここまでは診断基準もしっかりとしていて筋肉の量の計り方などもあり、それをもとに改善をしていくことを目指す方向になります。
予防としようとしたら、サルコペニアと呼ばれる状態になってしまう前にポイントが存在していると感じます。体力の衰えを感じる瞬間はつまずいたり、転んだりなど今まで何でもなかったことに失敗をしてまったことをきっかけに年だから仕方がないとあきらめが入ってしまう人は体力の衰えを進行させてしまう傾向が強いと感じています。
分かりやすい例はつまずくになります。つまずくことで転ばないように気をつけ下を向いて歩くようになる結果として足が上がらなくなりよけい足先を引っかけるきっかけを助長させてしまうループに入る。解決方法のアドバイスがあって実践して危なくないとわかっても出来ない理由をみつけようとする人が多い。ゆっくりでもこの部分を乗り越える必要があると考えています。